本日のブログは歯科が担当いたします。

歯周病とからだの病気

前回に引き続き、「歯周病とからだの病気」についてご紹介いたします。

①動脈硬化
②糖尿病
①②は前回のブログで説明させていただきました。

③誤嚥性肺炎
高齢者の肺炎の大部分は「誤嚥性肺炎」と報告されています。
通常は食道に入るはずの食物や唾液が誤って気管に入り込み(誤嚥)、食物や唾液に含まれていた細菌が肺で炎症を起こします(肺炎)。
「誤嚥」は飲み込む力が低下すると起こりやすく、「肺炎」は免疫力が低下すると起こりやすくなります。
誤嚥性肺炎には、歯周病菌を含めたお口の細菌が関係すると考えられています。
歯周病の治療や歯磨きでしっかりとお口のなかの細菌の量を減らすことが、誤嚥性肺炎の予防には大切です。

④早産・低体重児出
歯周病の起こした炎症が体内に出産を促す環境をつくってしまったり、歯周病菌が子宮内部に感染して早産を促してしまう―というパターンが考えられています。

●歯周病の治療はお早めに
「歯ぐきから血が出る」という方はできるだけ早く歯科で治療を!

お口を清潔に保とう
歯科衛生士がみなさん一人ひとりのお口の状態に合ったケアの仕方をお教えします。

●やっぱり大切、定期健診

歯周病は痛みなく進行しますので、定期的な歯科受診をお勧めします。
~当院は、入院患者さんや通院患者さんはもちろんのこと、歯科のみの受診も可能です~

(参考文献:nico 2019.08)