豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回のブログは薬剤部が担当します。
インフルエンザの特効薬
コロナ禍のマスク生活や手指消毒等の徹底のおかげかここ数年インフルエンザが猛威を振るうことはありませんでしたが、夏あたりからコロナ感染症だけでなくインフルエンザで学級閉鎖したニュースをよく耳にしました。
毎年冬に流行するインフルエンザがなぜ急に夏に??と思っていましたが、コロナ感染症が2類から5類に変わり感染対策が以前ほど徹底されなくなったことや、今までの感染対策による免疫力の低下等いろいろと言われています。
インフルエンザは以前からタミフルなどの特効薬があり、内服薬以外にも吸入薬や点滴などもあります。
いずれの薬も共通している効果がウイルスを死滅させる効果はなく、ウイルスの増殖を抑える薬となっています。その為一般的に発症から48時間以内の投薬が推奨されており、なるべく早めに服用することで症状が重くなるのを防ぐ効果があります。
使用方法も様々で5日間投薬するものだけでなく単回投薬で済むものもあったり、治療以外にも予防投薬のできる薬もあったりと様々です。