豊橋市の精神科の可知記念病院です。
こんにちは。本日のブログはリハビリテーション室の理学療法士が担当させていただきます。

精神科病院における理学療法士について

みなさんはロコモティブシンドローム(ロコモ)やフレイルといった言葉はご存じでしょうか。
ロコモティブシンドロームとは運動器の障害のために立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態をいいます。
フレイルとは加齢により心身が老い衰えた状態をいいます。高齢化が進むにつれて精神科病院においても全国的にロコモティブシンドロームやフレイルといった状態になる方は増加しており、身体的なリハビリテーションのニーズも増えてまいりました。
理学療法士とは身体的なリハビリテーションを提供する専門職なのですが、厚生労働省の調査によると2020年時点において精神科病院で働く作業療法士は約6,958人に対して理学療法士は約251人でした。現在は理学療法士の人数はもっと増えているとは思いますが、統計的に見てもまだまだ少ないことが分かります。
そのような状況のなかで可知記念病院には理学療法士が2人勤務しております。精神的介入だけでなく、身体的介入な介入をしていくことでより良いチーム医療を提供して参りたいと思います。よろしくお願いいたします。