豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回は医療相談室が担当します。

精神疾患・精神保健福祉の歴史(日本編⑥)

精神疾患および精神保健福祉の歴史(日本編⑥)を紹介します。
そんな中でも私宅監置は禁じられておらず、入院者数が私宅監置者数を上回ったのは、ようやく1924年(昭和4)になってからのことになります。
ちなみに、1935年の調査では、官公立精神病院は6施設 約2,000床、私宅監置は7,000を越えていたそうです。
私立精神病院は78施設、約10500床。
精神病院法における代用病院制度があったために、公立の精神科病院の設立が立ち遅れていくことになります。
後に世界では精神科病院などを廃止する脱施設化の方針へ転換していきますが、日本はこの頃に民間の精神科病院が増えすぎたため、脱施設化へなかなか転換することができなくなっています。

続きは次回、医療相談室ブログで紹介します。