豊橋市の精神科の可知記念病院です。今回のブログは事務部門が担当いたします。
可知記念病院では、来院される方に季節を感じていただき、少しでも癒しとなるよう、受付に週替わりで花を飾っています。
<h2> デルフィニューム </h2>
デルフィニウムは、ギリシャ語の「デルフィン(イルカ)」に由来する名前の多年草で、日本では秋まきの1年草として扱われることが多いです。つぼみがイルカの背中を曲げた姿に似ていることから名付けられました。日本では明治時代に渡来し、大きな花がツバメの飛ぶ姿に似ていることから「オオヒエンソウ(大飛燕草)」とも呼ばれています。
デルフィニウムは高温多湿に弱く、日本では梅雨以降に枯れてしまうことが多いため、秋に種をまくのが一般的です。苗は秋にも春にも植えつけられますが、秋のうちに植えつけて株を大きくしておいた方が花付きがよくなります。日当たり、水はけのよい場所を好み、有機質に富む土地を好むので、堆肥や腐葉土を多めにすき込みます。過湿を嫌うため、床土を少し盛り上げるか、高畝にして植えつけます。大型の草花なので十分株間を取って植えつけます。
デルフィニウムには、長い花穂が華やかなエラータム系、きゃしゃな草姿に花をちらちらと咲かせるシネンセ系、両者の中間的なタイプであるベラドンナ系などが代表的です。花言葉は「高貴」「あなたは幸福をふりまく」などです。透明感のある美しい青の花で、昔も今も重宝される花材です。