豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回のブログは薬剤部が担当します。
帯状疱疹
最近20~40代で帯状疱疹の感染が急増しているニュースや50歳以上対象で帯状疱疹ワクチンの接種を推奨する広告を目にすることが増えたように思います。
帯状疱疹とはどんな病気か?ですが、“水ぼうそう”と同じウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が原因で発症します。このウイルスに初めて感染すると“水ぼうそう”が発症します。この水ぼうそうが完治してもウイルスは完全には消えず体内(神経節)に残り潜伏し続けます。潜伏していても普段は休眠状態にあるため何も症状はありませんが…免疫力が低下した際にウイルスが再び活性化して“帯状疱疹”が発症します。
“帯状疱疹”の症状としては神経に沿って帯状に赤い発赤や水疱ができ、神経に炎症を起こすためピリピリ刺すような痛みがあります。
今は数種類の特効薬(バルトレックスやアメナリーフなど)が存在するためは早期に治療すればほぼ完治しますが…治療が遅れたり高齢の場合は発疹が治まった後も長い間神経痛が続く場合があります。