豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回のブログは薬剤部が担当します。

ハチに刺されたら?

筆者の自宅の庭に先日大きなハチが飛んでいるのを見かけました。梅雨が明け激しい暑さが続き夏を感じていましたが、ハチの訪れでさらに夏を感じてしまいました。そんなわけで今回はハチに刺されたら?でお話ししたいと思います。
もちろん刺されないに越したことはありませんが…
洗濯物を取り込んでいたらその中にハチが紛れ込んでいて刺されてしまったなど、気を付けていても不意に刺されてしまうこともあるため、そういった際の参考になればと思います。
まずは患部の毒を吸い出し流水で洗い流し、針が残っている場合は除去する。
→毒を吸い出す際は手、もしくはポイズンリムーバー(大手ネット通販等でも販売されています)を使用するのが望ましいです。口で吸いだしてしまった場合は毒を飲み込まないよう吐き出し、直ちに口の中をすすいでください。
〇患部の腫れには抗ヒスタミンやステロイドの塗り薬を使い、冷やす。
→塗り薬は市販のものもあるので代用は効きます。虫刺され用の塗り薬でもよいですが、かゆみを抑える成分としてメントールやクロタミトンが入っているものはこれらが刺激となり痛みがひどくなる場合があるので避けたほうがよいです。
〇しばらくして気分が悪くなったら直ちに受診する。
蕁麻疹や冷や汗、めまい、息苦しさ、気持ち悪さ等体調に異常が見られた場合はアナフィラキシーショックを引き起こしている可能性があるため直ちに医療機関に受診してください。