豊橋市の精神科の可知記念病院です。
本日のブログは歯科が担当いたします。
舌痛症についてのお話
今回は「舌痛症」についてのお話です。
舌が痛む病気はさまざまありますが、それらを疑っていろいろ調べても痛みの原因となっている病気が見つからない場合に診断されるのが「舌痛症」です。舌痛症の特徴はこちらです。
- 中高年の女性の患者さんが圧倒的に多い
- 原因不明の舌のヒリヒリ感が慢性的に続く
- 舌が何かに触らなくてもヒリヒリ感がある(自発痛)
- 歯科治療を受けた頃から始まることもあるが、誤って噛んだキズや口内炎のほか、きっかけが見当たらないケースも多い
- 痛みは多くの場合起きている間にあり、就寝中はない
- 食事中には悪化せず、痛みを感じないこともある
- なにか別のことに集中しているときは痛みが減り、一人で考えごとをしているときなどに痛みが増す
- 朝よりも夕方から夜にかけて痛みが増しやすい
- 時間帯や日によって痛みの程度や場所が変動する
- ロキソニンやボルタレンなどの鎮痛薬が効かない
痛みの原因はいまだ不明ですが、ストレスや神経の過敏化との関連が疑われています。改善方法などは次回ご紹介いたします。(参考文献:nico2020.03)
~当院は、入院患者さんや通院患者さんはもちろんのこと、歯科のみの受診も可能です~