豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回のブログは臨床検査課が担当します。

ホルター心電図という検査をご存じでしょうか?

ホルター心電図(24時間心電図)とは、携帯型心電計の電極を胸に付けたまま24時間生活していただき、心電図を測るという検査です。
ホルターというのは、発案者の名前になります。 この検査で、自覚症状の原因解明、不整脈の診断や重症度の決定、抗不整脈薬の薬効評価などを行うことができます。
機械をつけたまま生活というと不安を覚えるかもしれませんが、機械は小さなもので、重さは気になりません。 検査中の注意点はいくつかありますが、特に「お風呂での注意点」、「いつもと変わらない生活をしていただくこと」、「行動記録をつけること」をお願いしています。
お風呂につきましては、シャンプーやボディソープを使用すると電極が剥がれやすくなってしまう為、それらの使用を控えていただくこと。 また、長時間の入浴を控えていただくことや、入浴後に体を拭く際には優しく押さえるようにしていただくことなどをお願いしています。 行動記録については、当院では検査課でお渡しする専用の記録用紙に、睡眠・飲食・排泄・運動・服薬などについて記入していただいています。
ホルター心電図は患者さんの協力が必要な検査です。 もし検査を受けられる際には、検査技師の説明を聞き、不明点があれば気軽に質問してください。
今回のブログは以上とさせていただきます。 次回もよろしくお願いします。