豊橋市の精神科の可知記念病院です。
本日のブログはX線室が担当させていただきます。

身の回りの放射線

今から100年以上前の1895年にドイツ人のレントゲン博士によって光のような電磁波が発見され、当時、未知の放射線であったためX線と名づけられました。
今では、医療現場のみならず空港の手荷物検査や非破壊検査と呼ばれる素材や製品を破壊せず内部や表面のキズの有無を調べる検査に使われています。
これらは人工的に作られた放射線で、人工放射線と呼ばれています。
また私たちは自然放射線という形で宇宙や大地、食べ物などから常に少量の放射線を受けています。日本では平均約2.1mSvとなります。これらの少量の放射線で細胞が傷つけられてもすぐに修復されるため人体にはほとんど影響はありません。