豊橋市の精神科の可知記念病院です。
本日のブログは検査部が担当いたします。

生理機能検査(心電図検査)について

生理機能検査は患者さまに電極などを直接接触させて、体の構造・機能に関する情報を各種診断装置で解析する検査です。今回はその中の心電図検査について簡単にお話します。

〈安静時心電図検査〉

・所要時間は約5分です
・心臓が動くときに生じる電気(活動電位)を体表面から記録します。ピリッと電気が流れるようなこと(痛み)はありません。

【検査の流れ】

ベッドに仰向けに寝ていただきます。
アルコール綿(かぶれる方は非アルコール消毒綿)で装着部分を軽く拭き、胸に6ヶ所、両手両足の計10ケ所に電極をつけ1分、場合によっては3分程度記録します。
記録中は動かず、体の力は抜いてリラックスしてください。

【おすすめの服装】

・上下に分かれ、胸や腕が捲り上げやすいゆとりのある服
・靴下:足首を出しやすい短めのものがおすすめです(素肌に直接電極を付けるためストッキングは下げるか脱いでいただきます)

【心電図でわかること】

不整脈、心筋梗塞、狭心症、心臓の大きさ(肥大、拡大)、心臓の位置変化など

心臓や血管に関する検査の中でもっとも基本的な検査のひとつですが、心臓のことが何でも判るわけではなく、必要に応じて心臓超音波検査や24時間心電図を記録するホルター心電図検査等を行うこともあります。

今回のブログは以上です。次回もよろしくお願いします。