ご家族の方へ
ご家族のさまざまなお悩みにも
お応えします。
- 精神疾患を
持った家族に受診を
すすめたい - 同じ家族として
病気への理解を
深めたい - 入院・治療に
かかる費用が
知りたい - 治療費を
支払えるかが
心配 - 退院後の
サポートについて
知りたい - どのような治療を
していくのか
知っておきたい
ご家族からのご相談について
こころの病気はきちんと治療する必要があります。
こころの病気はからだの病気と同じように、専門知識のある医師や医療関係者による治療を必要とします。周囲は「こころが弱いから病気になる」など本人の性格の延長線で考えてしまいがちですが、こころの不調は発熱などのからだの症状と同じように本人にはコントロールできないものです。こころの病気の多くは早めに治療を開始することにより回復も良好となります。しかし、様々な理由で精神科への受診に抵抗を感じる方もいるかもしれません。当院では本人の受診が難しくても家族相談に応じていますので、お気軽に医療相談室までご連絡ください。
受診につなげるサポートの仕方
病院への受診につなげるためには、本人が伝えたいことを家族が理解しようとする姿勢が大切です。不安を広げないように声をかけ、受診をすすめるときには、受け入れやすい言葉を選んでください。からだの症状(疲れやすい、食欲がないなど)をターゲットにすると受診につながりやすい印象があります。本人の話のつじつまが合わなくても、変な思いこみをしていても、直接否定しないようにしましょう。「絶対に病院に連れていく」といった家族の不自然な緊張は本人の態度を固くさせます。「何回かすすめているうちにそのうちうまくいく」くらいの大らかな態度の方がかえってうまくいきやすいものです。
成功しやすいコミュニケーション
できるだけ調子がよさそうな時を見計らってタイミングよく話しかけましょう。「いつも」「全然」などの全否定する言葉や、ため息、首を振る、物にあたるなどの言葉を使わないコミュニケーションは不安を強めやすいので避けましょう。「私の気持ちは」「私はこう思う」など、意識して自分を主語にして話すようにすると、すれ違いが生じにくくなります。過去を蒸し返すことは避け「今どうすればいか」をいっしょに考えましょう。評論家のように「なぜ?」と病気の原因探しをしないことも大切です。医学的にはこころの病気になったきっかけはあっても単一の原因は特定できないとされているからです。
家族がストレスをためないために
医療機関や保健所や家族会、患者会などさまざまな支援サービスがあります。一人で抱え込まず、まずは相談してみましょう。こころの病気で苦しんでいる人の家族は無力感から「自分のせいで」などと自分を責める考えが生まれやすいものです。しかし先ほど述べたように医学的には病気になった単一の原因は特定できないとされています。悪いのは病気であり、過度に自分を責める必要はありません。「いっぺんに遅れを取り戻す」といった焦りは空回りにつながるため、「今」するべきことに優先順位をつけ、一歩ずつ進んでいきましょう。
ご家族だけの
ご相談受付について
当院では、ご家族からのさまざまな悩みや問題に関して精神保健福祉士が相談を受けております。
- かかる医療費が心配
- 受けられる公的支援制度について知りたい
- 仕事を休んでいて生活費が心配
- 本人が診察を受けたがらない など・・・
あらかじめ電話等で相談予約を入れていただくとスムーズに対応できます。
※相談内容によっては相談料が発生する場合があります。
公的支援について
退院後について
よくあるご質問について
皆さんからよくいただくご質問をまとめました。
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