本日のブログは検査部が担当いたします。
検尿の各項目について
前回に続き、検尿の各項目について簡単にご紹介します。
亜硝酸塩
亜硝酸塩は細菌感染による細菌尿において検出され、正常な尿では検出されません。
白血球
白血球は細菌感染および腎臓・尿路疾患において検出され、正常な尿では検出されません。
比重
腎臓の機能が正常であれば、尿の比重は1.001~1.035の間を変動します。
変動の要因としては、水分摂取、発汗などがあり、常に一定の比重を示すことはありません。
比重が常に1.023以上の場合、腎臓の濃縮能力は正常と言えます。
健康な成人が平均的な食事と水分を摂取した場合の24時間尿の比重は1.016~1.022です。
前回から続いた検尿についての説明は以上となります。
次回もよろしくお願いします。