本日のブログは歯科が担当いたします。
歯周病とからだの病気①
前回、「歯周病と糖尿病」についてご紹介いたしました。
お口の病気である「歯周病」、実は全身の様々な病気と関連があるんです。
歯周病菌自体が直接的に悪さをすることもあれば、歯周病菌が起こす炎症が引き金となって、全身の病気に拡大することもあります。
①動脈硬化とそれにともなう脳梗塞・心筋梗塞
歯周病により炎症を起こした歯ぐきから、歯周病菌が血管に入り込みます。
それをからだの白血球が食べ、その死がいが血流を阻害して、脳梗塞や心筋梗塞の原因となり得る―と考えられています。
②糖尿病
歯周病になった歯ぐきでは、炎症が起こっています。
そこから炎症性物質がからだに入り込み、血糖値を低下させるインスリンの働きを邪魔するため糖尿病が悪化する―と考えられています。
③誤嚥性肺炎
④早産・低体重児出産
③、④は次回ご紹介いたします。
●歯周病の治療はお早めに
「歯ぐきから血が出る」という方はできるだけ早く歯科で治療を!
●お口を清潔に保とう
歯科衛生士がみなさん一人ひとりのお口の状態に合ったケアの仕方をお教えします。
●やっぱり大切、定期健診
歯周病は痛みなく進行しますので、定期的な歯科受診をお勧めします。
~当院は、入院患者さんや通院患者さんはもちろんのこと、歯科のみの受診も可能です~
(参考文献:nico 2019.08)