本日は放射線技術室が担当させていただきます。

こんなところに放射線 (3)

今回は、「地面や岩から出る放射線??」のお話

前回は、「空から放射線が・・・」というお話でしたが、今回は地面や岩から出ている放射線の
お話をしていこうと思います。

地球の地面や岩石には、もともと天然の放射性物質が少量含まれています。そこから放射線を出しています。
墓石などにも使われている花こう岩(みかげ石)にも放射性物質は含まれています。花こう岩は、地下深くでマグマがゆっくりと冷え固まってでき、地殻変動や浸食で地表や地表近くに露出してきます。
そのため地域で放射線の出ている量にも差があります。関東平野などは放射性物質をほとんど含まない火山灰の層(関東ローム層)が大地を覆うため放射線量は少なくなっており、西日本では花こう岩が直接露出している場所が多いため放射線量が高い傾向にあります。
世界をみてみると中国やブラジル、インド、イランなどには日本より7倍から30倍程度高い地域がありますが、これらの地域でこれまでのところ、健康被害などの顕著な増加は報告されていません。
また、日本には多くの温泉があり、主な泉質は10種類あるそうですが、放射能泉はそのうちの1つ
で、ラドン温泉、ラジウム温泉などは放射性物質であるラドン(気体)やラジウムが微量に溶け込んだ温泉です。三朝温泉(鳥取県)、玉川温泉(秋田県)などは湯治場としても有名です。