豊橋にある精神科の可知記念病院です。
本日のブログは薬局が担当いたします。
睡眠薬「クービビック錠」について
「夜なかなか眠れない」「途中で目が覚めてしまう」
不眠の悩みは人それぞれで、治療の方法も一つではありません。
今回は、当院で新しく採用された
『クービビック錠』について、
薬剤部の立場から“薬の使い方”を中心にご紹介します。
クービビック錠は、これまでと少し考え方の違うお薬です
クービビック錠は、「眠らせる」薬というよりも、
目を覚まし続けようとする働きを弱めることで、
自然な眠りを助けるタイプの睡眠薬です。
同じようなタイプのお薬として、
『デエビゴ錠』を
すでに使用されたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
これらは同じ系統のお薬で、どちらも
「無理に眠らせる」のではなく、
眠りを邪魔する覚醒の働きを抑えるという特徴があります。
デエビゴ錠との違いについて
同じ種類のお薬でも、
・効き方の感じ
・眠気の残り方
・生活リズムとの相性
などには個人差があります。
一般的には、
デエビゴ錠は「寝つき」だけでなく
夜中の目覚めに使われることもあり、
クービビック錠は翌日の生活への影響を考えながら
使われることがあります。
ただし、どちらが良い・悪いというものではありません。
症状や体調、生活のリズムによって、
合うお薬は人それぞれ異なります。
服用のタイミングと生活上の注意
クービビック錠は、就寝直前に服用します。
服用後は、できるだけそのまま寝られる環境を整えましょう。
飲んだあとにスマートフォンやテレビを長時間見ると、
効果を感じにくくなることがあります。
また、飲酒との併用には注意が必要です。
「飲んだのに眠れなかった」「思ったより効かなかった」
と感じた場合でも、
自己判断で量を変えたり中止したりせず、
医師や薬剤師にご相談ください。
不安なことは、いつでも相談してください
「以前はデエビゴを使っていたけれど不安」
「新しい薬に変わって様子を見たい」
そんな気持ちを持たれるのは自然なことです。
クービビック錠は、
眠れない夜を一気に解決する薬ではなく、
眠りと付き合いやすくするための選択肢の一つです。
服薬について気になることがあれば、
いつでも医師・薬剤師にお声かけください。
患者さん一人ひとりに合った使い方を、
一緒に考えていきたいと思います。




