豊橋にある精神科の可知記念病院です。
本日のブログは情報システム課が担当します。

Windows10の切り替えは済みましたか?

1. リリース日
Windows 10の一般向けリリース日は2015年7月29日です。

2. バージョンアップ数
Windows 10は「サービスとしてのWindows (WaaS)」という概念に基づき、継続的に機能が追加・改善される大型アップデート(機能アップデート)が提供されてきました。

初期リリース(バージョン1507)以降、最後のメジャーバージョンとなった「22H2」まで、合計13回の主要な機能アップデートが実施されました。

主なバージョン履歴(抜粋):

バージョン 1507 (2015年7月) – 初期リリース

バージョン 1511 (November Update)

バージョン 1607 (Anniversary Update) – 周年記念アップデート

バージョン 1703 (Creators Update) – クリエイティブ機能強化

…(中略)…

バージョン 20H2 (October 2020 Update) – この頃から年2回→年1回に

バージョン 21H2 (November 2021 Update)

バージョン 22H2 (2022 Update) – Windows 10における最後の機能アップデート

3. 思い出
「最後のWindows」という衝撃 リリース当初、Microsoftは「Windows 10はWindowsの最後のバージョンになる」と説明していました。今後はバージョン番号を新しくするのではなく、この「10」を継続的にアップデートしていくという方針(WaaS)が示され、OSのあり方が変わる大きな転換点として注目されました。

大規模な「無料アップグレード」 Windows 10の普及を強力に後押ししたのが、Windows 7および8.1ユーザーに対する「1年間の無料アップグレード」キャンペーンです。これにより、世界中で急速にシェアを拡大しました。
昔OSのバージョンアップが有料だった頃を思い出せませんね。

バランスの取れたUI(スタートメニューの復活) 前OSであるWindows 8/8.1は、タッチ操作を意識しすぎたUI(特にスタート画面)が従来のデスクトップユーザーから戸惑いの声を受けました。Windows 10では、Windows 7までの伝統的なスタートメニューと、Windows 8のライブタイルを融合させた、バランスの取れたインターフェースが復活し、多くのユーザーに受け入れられました。

10年間の「スタンダード」 2015年の登場から、後継のWindows 11が登場した後も長く使われ、多くの企業や個人ユーザーにとって「標準のOS」として定着しました。初期の細かな不具合はありましたが、バージョンアップを重ねるごとに安定性が増し、非常に完成度の高いOSになったと感じています。

「最後」の終わりとサポート終了 「最後のWindows」とされたWindows 10でしたが、2021年にWindows 11が登場したことで、その役割を終えることが決まりました。 **2025年10月14日(日本時間では10月15日)**をもって、Home/Proエディションなどのサポートが終了する予定となっており、一時代の終わりを感じさせます。

Windows 7の安定性と、Windows 8の新しい試みをうまく融合させ、長期間にわたりPC市場を支えた、非常に重要なOSであったと評価しています。

名残惜しさはありますが、今後Windows10を使い続けるにはリスクが発生します。
新たなOS Windows11に乗り換え安心してPCを利用しましょう。