豊橋市の精神科の可知記念病院です。
本日はX線室が担当させていただきます。
こんなところに放射線 (1)
「放射線」と聞くと、怖い、体に悪いなどあまりいいイメージは持たれてはいませんが、
実は、放射線は私たちの身近なところに存在しており、自然放射線と人工放射線の2種類に分けられます。
自然放射線には、空から降る宇宙線、地面や岩から出る放射線、さらには食物や私たちの体の中にも微量ながら放射性物質があり、そこから出る放射線などがあります。つまり、私たちは日常的に少しずつ放射線を受けて暮らしているのです。

人工放射線は人によって作り出された放射線ですが、医療や農業など様々な分野で利用されています。
もちろん、放射線を必要以上に浴びるのは避けるべきですが、医療で使われる放射線は量や範囲が
しっかり管理されています。
放射線は「怖いもの」ではなく、「正しく使えば頼もしい味方」なのです。



