友人Mは、上京後、社交ダンスにめり込み、その世界でやっていくことを決心、大学を中退した。しかし、1年も経たないうちに、パートナーとうまくやれないことを理由に、故郷の実家に戻ってきてしまった。1年後飲み会で知り合った女性と意気投合、その女性を引き連れ、再びダンスの世界に身を投じた。女性は元々フィギアスケートで国体までいった選手、努力とともに才能が開花、そのおかげかMは死ぬまで、第一線で活躍することができた。もちろん彼も努力を惜しまなかった。

友人Yは、高卒後しばらくして、中華の料理人を目指すべく横浜の中華料理店で修行を開始する。しかし、半年も経たないうちに、先輩からの理不尽ないじめに耐え切れず、故郷の実家に戻ってきてしまった。10か月後「自分の店を持ちたい」という夢をあきらめきれず、再び上京、今度は東京のお店で働くことを始めた。いまだに夢を叶えていないが、有名ホテルの厨房で責任ある役割を任されている。彼もまた努力を惜しまなかった。

友人Sは、高卒後ディーラーの整備士として就職するが、人間関係に悩み、入社後4か月で辞めてしまった。しばらく電子メーカーの工場で期間社員として働いていたが、真面目な勤務態度が評価され、正社員として働くことになった。その後、管理職の話があったが、自分には向いていないと考え、現場での仕事を継続することを選んだ。いかにも職人気質な彼の選択だった。今も現場で汗水を流している。

R君、明日から毎朝、ご飯を食べてから出勤してほしい。ご飯にふりかけをかけるだけでいい、お腹にエナジーを入れよう。