豊橋にある精神科の可知記念病院です。
本日のブログはOTが担当します。

春について

私事ですみません。
この頃、ようやく花粉症の症状が落ち着いてきました。2月末になると「花粉症の時期がやってきた」と、いつしか春の訪れをネガティブに感じるようになりました。花粉症になる前は、春の印象はもっと違うものだった気がします。
わが娘は4月になりランドセルを背負うようになりました。学校から帰宅するとすぐに寝てしまいます、新しい場所に必死で慣れようと頑張っているのでしょうか、緊張とワクワクの繰り返しのようです。
春は、卒業、入学、進級、新しい仲間、新しい役割、新しい住まいなど、環境が大きく変わる季節です。幼少期から何年もの間、同じ体験を繰り返してきたわけですので、春は“何か前向きな変化を求める”癖がついたような気がします。私が作業療法士の資格を取得しようと思ったのも春でした。
デイケアに在籍時、花粉で目がショボショしながら、利用者さんと就労に向けて、具体的な話を進める機会が多かった気がします。就労を目指す中で、あと一歩のところを、春の力が後押ししてくれた感じがしました。
故郷の静岡では藤の花が見ごろを迎えています。この時期、藤の花をみて癒されたことを思い出します。5月になり、前向きな変化に疲弊している方もいるかもしれません。何か自分を癒してくれるもの、意識して探していただけらと思います。5月は心身のバランスを整える癖がついていると信じていますが・・・