本日のブログは歯科が担当いたします。

今回は歯科室でよく耳にする質問をご紹介いたします。

Q.『ブラッシングは、どのくらいの時間行えばいいですか?』

A.『一般的に2分間のブラッシングが推奨されていますが、患者さんによって異なります』

歯が28本ある患者さんと歯が数本残っている患者さん、歯肉炎が見られる患者さんと重度歯周病の患者さんとでは、お口の状況はまったく異なります。

歯周病の患者さんには、マッサージの効果も期待して、歯磨き剤を使わない「ながらブラッシング」をお勧めします。唾液は飲み込んでも構いません。1日1回しっかり歯磨きができていれば、口腔内の細菌は病原性の低い善玉菌のため問題にはなりません。

虫歯予防には、フッ素入り歯磨き剤(フッ化物配合歯磨剤)を使用したブラッシングをお勧めします。ブラッシング時間は長くなるほど口腔内のフッ素量が増加するため、「3分間の歯磨きと歯間ブラシやデンタルフロスの併用」が効果的です。

ブラッシング時間と同様にブラッシング方法も患者さんによって異なります。歯科医師・歯科衛生士が、その方に合ったブラッシング方法をご提案いたします。

~当院は、入院患者さんや通院患者さんはもちろんのこと、歯科のみの受診も可能です~

(参考文献:文献ベースで歯科臨床の疑問に答える チェアサイドQ&A)