豊橋にある精神科の可知記念病院です。
本日は庶務課がブログを担当します。
冬至に関する日本の習慣
日本では冬至は「太陽の力が最も弱まる日」と考えられ、この日を境に再び太陽が力を取り戻すとして、生命力や健康を願う風習が生まれました。以下は冬至にまつわる代表的な風習です。
1. かぼちゃを食べる
冬至にはかぼちゃを食べる習慣があります。かぼちゃはビタミンAやカロテンが豊富で、寒い冬を乗り切るための栄養源として重宝されました。また、「ん」がつく食べ物(南瓜〔なんきん〕、人参〔にんじん〕、蓮根〔れんこん〕など)を食べると運がつくという「運盛り」という縁起担ぎの風習もあります。
2. ゆず湯に入る
冬至にはゆずを浮かべたお風呂に入る「ゆず湯」に浸かる習慣があります。これは、体を温めて風邪を予防するためです。また、ゆずの香りにはリラックス効果があり、厄払いの意味も込められています。
冬至に込められた意味
冬至は「陰(夜)が極まれば陽(昼)に転ずる」という自然のサイクルを象徴しており、再生や希望の象徴とされます。現代でも、冬至は一年を振り返り、新しいエネルギーを迎える節目として意識されています。
冬至の日には、伝統を楽しみながら自分の健康や一年の流れに思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?