本日のブログは歯科が担当いたします。
今回は前回に続き、詰め物・被せ物のお話です。
詰め物・被せ物は“一生ものではない”だけでなく、外れたらすぐに処置を受けることも重要です。

■すぐに受診すると、詰め物・被せ物がつけなおせることがある
セメントが溶け出しただけであれば、外れたものをつけなおすことができます。
■時間が経つとお口の中の状態が変化し、外れた詰め物・被せ物が入らなくなる
外れてできたすき間にまわりの歯が動いてきたり、隣の歯との距離が変わってしまうことはよくあります。また、むし歯で溶けたり、歯が欠けることで、形が変わることもあります。
■外れた部分の歯は欠けやすい
詰め物の治療では歯を削っているため歯が薄くなっているはずです。そのため歯自体の耐久性が弱まっています。
■むし歯になりやすい
歯の内部(象牙質)はもともとむし歯になりやすいのですが、その部分を覆っていた詰め物や被せ物がなくなってしまうと、よりむし歯のリスクが高まります。
■早めの治療でむし歯の広がりを抑えたい
むし歯が原因で外れたり、ときに歯の根にヒビが入って外れてしまうこともあります。そのままにしておくと、むし歯の範囲が広がることがあります。
■噛み合わせが変わることがある
大きな被せ物が外れた場合、周りの歯の移動量が大きくなり、噛み合わせにまで影響が及ぶことがあります。

お口の状態によりますが、基本的に再装着できるのは「すぐに受診」したときだけです。そのため、外れた詰め物・被せ物を歯医者さんにお持ちいただくことも重要です。(参考文献:nico2024.10)

~当院は、入院患者さんや通院患者さんはもちろんのこと、歯科のみの受診も可能です~