豊橋市の精神科の可知記念病院です。

認知症まちづくりプロジェクト「RUN伴豊橋2024」~非日常の体験が、認知症の人々の日常を変える~

本日のブログは医療相談室が担当します。

皆さん、「RUN伴(ランとも)」というイベントをご存知ですか。
RUN伴は、認知症の人や家族と接点のなかった地域の人々や企業などが、
認知症を生きる本人や家族、医療福祉関係者などの支援者と一緒にタスキをつなぎながらゴール(日本全国を横断)を目指すまちづくりのイベントです。
タスキをつなぐという「非日常な」体験・出会い・気づきから、認知症の人と一緒に誰もが暮らしやすい地域づくりを提案し、それぞれの「日常」が変わっていくことを目指しています。
「認知症にやさしいまちを目指す地域をつなぎ、社会を変える大きな力にする」というミッションに、愛知県認知症疾患医療センターである当院も昨年に引き続き参加してきました。
昨年は参加することを目的としましたが、本年は豊橋南エリアスタート地点の任命を受け、スタートイベントからコース作りなど様々な部分でアイデアを出し合い、「まちづくり」をより一層意識し「繋がる」ことを大切にして望みました。
まちづくりは組織や職種の垣根を越えて、互いに自分事としての認識を持ち、支えあう意識が大切です。
今後も、RUN伴のような地域活動へ参加し、一人ひとりと顔の見える関係性を作りながら、誰もが安心して生活できるまちを目指していきたいと思います。

共に汗を流した皆さん、当日まで準備運営に従事された皆さん、道中声をかけていただいたまちの皆さん、共に流した汗、皆さんの声援、最高でした!!

※オレンジカラー

新オレンジプラン(平成27年1月策定)
認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし 続けることができる社会の実現を目指す。
厚生労働省と関係省庁(内閣官房、内閣府、警察庁、金融庁、消費者庁、総務省、法務省、文部科学省、 農林水産省、経済産業省、国土交通省)が共同して策定。