豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回のブログは検査課が担当します。

今回は「尿検査」についてお話します。

学校の健康診断などでも実施される尿検査は、皆さんにとっても馴染み深い検査かもしれません。
そんな尿検査で何を知ることができるのか、ご存じですか?

尿検査では以下のようなことがわかります。

尿中の蛋白:腎臓の病気など
潜血(尿中に血が混じっていないか):結石や腎炎 など
尿糖:糖尿病関係について
ウロビリノーゲン:肝臓の病気 など
ケトン体:過剰飲酒、糖尿病など
白血球:尿路や腎臓の炎症 など

尿は、腎臓など臓器の異常、ホルモンの乱れ、腫瘍の有無、ストレスの影響など、様々なものを反映し、
成分や色・匂い・量などに変化が現れます。
簡単に採取ができるので、患者さんへの負担も少なくて済みます。

検査を受ける際の注意点としては、
ビタミン剤やビタミンCなどが含まれる栄養剤・ドリンクを控えるようにしてください。
尿の成分が変わり、正しい検査結果が得られなくなってしまいます。

尿がいつもと違うと思ったら、それは病気のサインかもしれません。
違和感を覚えたら、ぜひ病院でご相談ください。