愛知県豊橋市にある精神科の可知記念病院です。
本日のブログはリハビリテーション科が担当します。
杖の使い方について①
今回は、平地における杖の使い方についてご紹介させて頂きます。
杖を使用した歩き方には、「3動作歩行」と「2動作歩行」の2パターンがあります。
まず、「3動作歩行」とは①杖→②杖を持っていない側の足→③杖側の足の順番に歩く方法のことを指します。常に杖かどちらかの足の2点で身体を支えられるため、安定した歩行ができます。歩く際の痛みが強い場合やふらつきが強い場合は、まず3動作歩行から練習していくことが多いです。
次に、「2動作歩行」とは①杖と杖を持っていない側の足→②杖側の足の順番に歩く方法のことを指します。「3動作歩行」に比べて手順も少ないため覚えやすく、歩く速さは増しますが足への負担が大きくなりますので、痛みの出現や増悪には注意が必要です。