豊橋市にある精神科の可知記念病院です。
今回のブログは薬剤部が担当します。
PTPシートに登録されている情報について
前回錠剤・PTPシートの記載について書きましたが、PTPシートには錠剤名や適応疾患名の他にバーコードも印刷されています。
元々はPTPシートにはバーコートは無く、外箱やバラ錠剤・散剤の入ったボトルにのみバーコードが記載されていました。
近年では記載されるバーコードが小さくなり、PTPシートや散剤分包品にも記載することが義務化されてきました。
本来このバーコードから読み取れる情報は“どの国のどの会社のどんな商品”であるかといったものになっていますが、それ以外にも使用用途を拡充する目的もあり記載が義務化された経緯がありました。
まず一つが薬の取り間違い防止です。
調剤時に専用の端末などでバーコードを読み取ることで取り間違いを防ぎます。当院でもこのシステムを導入し調剤を行っています。
もう一つが添付文書の閲覧です。
こちらはスマホなどから専用のアプリでバーコードを読みよることで簡単に添付文書を見ることができます。
以前は医薬品には必ず“添付文書”が付いていましたが、上記のアプリの登場などネットから最新の添付文書がいつでも閲覧可能になったこともあり、ほとんど添付されていません。