豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回のブログは事務部門が担当いたします。可知記念病院では、来院される方に季節を感じていただき、
少しでも癒しとなるよう、受付に週替わりで花を飾っています。

ユリ(今週の花)

ユリ(百合)は、ユリ目ユリ科の多年草の総称で、茎が細いのに花が大きいのが特徴です。花の色は白が有名ですが、黄やオレンジ、赤、ピンク、複色など、さまざまな色があります。草丈は品種によって大きく異なり、50cm程度のものもあれば2m近く育つものもあります。
ユリの花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」で、ブライダルやお祝いなどさまざまなシーンで贈られています。また、「あなただけを見つめる/憧れ/情熱」などの明るく前向きな花言葉も持ち、恋人へのプロポーズの花束としても贈られます。
ユリは古くからキリスト教において「聖母マリアの象徴」として大切に扱われてきました。中でも白ユリは「マドンナ・リリー」と呼ばれ、聖母マリアの「純潔」の象徴とされています。
ユリの名前の由来は、茎が細いのに花は大きいので、風に吹かれるととても揺れやすい植物であることから「揺すり」と呼ばれ、それが転じて「ユリ」と呼ばれるようになったと言われています。
ユリは日本では食用としても栽培されていて、ユリ根の部分をお味噌汁や茶碗蒸しの具にしたり、がんもどきにして食べたりすることができます。中国でも同じように食用として栽培されており、すりおろしてスープにとろみをつけたり、炒め物にして食べたりと親しまれています。