豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回のブログは薬剤部が担当します。
花粉シーズン
今年度の冬は暖冬ということもあり、例年より早く花粉シーズンが始まったと先日ニュースがありました。
花粉といえば天気のいい日は花粉が多く、逆に雨など天気の悪い日には少ないので症状が楽になるイメージがあります。実際“飛散量”は晴れの日が多く、雨の日は少なくなるようです。
しかし雨で飛散量が少なくても症状は必ずしも楽になるわけではないようです。
理由として
・屋外は花粉が少なくても屋内や衣類に残っている花粉で症状を引き起こす
・花粉以外の原因…屋内外の気温差などから寒暖差アレルギーで症状が出る
などがあります。
また雨が降った後は空気中の花粉が雨で流されてきれいになってるような気がしますが、実際は雨によって地面に落ちて堆積しているだけなので、晴れて風が吹けばすぐに飛散して症状を引き起こします。
他にも花粉が雨の水分で膨張し、破裂して壊れて消えるといった話もありますが、破裂しても消えることはなく、より微細な粒子になってマスクの隙間をすり抜けやすくなり、普通の花粉より症状がでやすくなることもあります。