豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回のブログは検査課が担当します。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は、2023年夏以降中国の小児の間で流行している呼吸器感染症の一つとして挙げられています。
マイコプラズマ肺炎は小児に多い感染症とされていますが、大人にも感染し発症する可能性があります。

<マイコプラズマ肺炎の症状>
多くの人は感染しても気管支炎で済み軽い症状が続きますが。中には肺炎になり重症化する人もいます。
主な症状として発熱や倦怠感、咳、頭痛、マイコプラズマ肺炎の症状の大きな特徴でもある解熱後も3~4週間続く乾性の咳が挙げられます。
<感染経路と予防>
感染経路はインフルエンザやかぜの原因ウイルスと同じ飛沫感染や接触感染がありまます。
感染予防もインフルエンザと同様に、普段からの手洗いやうがいなどの一般的な予防方法が重要となります。
<治療>
抗菌薬によって治療が行われますが、マイコプラズマ肺炎の原因菌は細胞壁を持たない構造のため効果のある薬が限られています。

今回のブログは以上です。次回もよろしくお願いします。