豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回のブログは検査課が担当します。
風邪の原因ウイルスについて
今回は風邪の原因となるウイルスについて解説します。
風邪は、世界で最も一般的な感染症の一つです。
風邪の原因となるウイルスは一種類ではなく、200種類以上のウイルスが風邪を引き起こします。
その中でも最も多く見られるのはライノウイルスという名前のウイルスで、風邪の約40%を占めます。
ライノウイルスは鼻や喉の粘膜に感染し、くしゃみや鼻水、喉の痛みなどの症状を引き起こし、人から人へと飛沫感染や接触感染で伝わります。
通常は自然治癒しますが、免疫力が低下している場合や合併症が起こった場合は医師の診察を受ける必要があります。
風邪の原因となるウイルスには、ライノウイルス以外にもコロナウイルスやアデノウイルス、インフルエンザウイルスなどがあります。
これらのウイルスの中には、感染経路や症状こそライノウイルスに似ているものの重症化リスクがより高いものもあります。
特にインフルエンザウイルスは、高齢者や持病のある人にとっては命に関わる危険性があるため、予防接種や手洗いなどの感染予防対策が重要となります。
風邪は軽い病気と思われがちですが放置すると重篤な結果につながることもあります。
風邪を引いたら早めに休息をとり必要に応じて医療機関を受診しましょう。
今回のブログは以上です。次回もよろしくお願いします。