豊橋市の精神科の可知記念病院です。
本日のブログはデイケアが担当します

秋の収穫祭~焼き芋を食べる

冬の訪れを感じる時期となりました。皆さんは寒い日に食べたいものはありますか。私が最初に頭に思い浮かべるのは、冬の風物詩「焼き芋」です。アツアツの焼き芋を食べると身体は温まり、幸せな気分になります。
「おいしい焼き芋を食べたい」ということで、デイケアでは11月24日に、秋の収穫祭を農園プログラム(農園クラブ)のメンバーと行いました。収穫祭では農園クラブで収穫したサツマイモを使い、焼き芋を作りました。参加したメンバーはおいしいそうに食べていました。自分たちで苗から育てたサツマイモということもあり、格別な味だったと思います。
農園クラブは園芸療法のプログラムとして行っていますが、収穫物を食べることが園芸療法とどのように繋がっているのか疑問に思う方もいるかもしれません。「園芸」というのは「野菜・草花・果物をつくること」ですが、園芸療法の場合、収穫物を利用して、飾る・手工芸に使い創作活動を行う・調理して食べる・他の人に分け与える・売ることも含め、療法的活動の範囲とされています。自分たちが育てた野菜を食べることは喜びの体験であり、自分たちが行った作業の成果を実感することで、自己肯定感を高めることに繋がります。
ちなみに、今回焼き芋で使用したサツマイモは「紅はるか」という品種です。特徴としては、芋ではなくスイーツなのではないかと思わせるような甘さ、しっとりとした食感です。ちなみに紅はるかという名前は、「従来の品種よりも“はるか”に優れている」という意味で名づけられたそうです。
写真は農園クラブの皆さんと一緒に食べた焼き芋です。芋を割ると中身はまるで黄金のようです。