豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回のブログは薬剤部が担当します。

新型コロナウイルス感染症の治療薬

新型コロナウイルス感染症が今年の5月から2類から5類へ引き下げになったことに伴い、治療薬に関して今まで全額公費負担になっていたものが10月より一部患者負担に変わります。
コロナ治療薬は高価であり、負担金0から急に高額な薬代がかかるように変わってしまうため治療薬が使用しづらくなるのではと思われていました。そういった懸念もあってか10月からは上記の金額ではなく、年齢・所得に応じてそれぞれ上限額が設定されることとなりました。
3割負担の方は9,0002負担の方は6,0001負担の方は3,000となります。
ある程度負担は緩和されましたが、それでも3割負担の人の場合は治療薬だけで1万円近くかかってしまいます。
症状が軽くて済んでしまう方がほとんどとなった今では上記の負担金のこともあり治療薬を選択する方は減っていくように感じました。