豊橋市の精神科の可知記念病院です。
本日のブログは看護部が担当いたします。
暑い季節のアツい嗜み
夏が終わろうとしています。今年の夏も暑かったですね
そんな暑い時期にも、私は敢えて汗をかきに行きます
何故ならそこには疲れた心身を満たす愉しみが待っているから…
その正体は「サウナ」です。
サウナと言えばかつては(疲れたおじさんが暗い部屋で汗だくになっている)といった、どちらかといえばマイナスなイメージが先行していました。しかし近年では若い世代を巻き込んでサウナブームが到来、全国津々浦々で新しいサウナが次々とオープンし、各地の特性を生かした個性溢れるサウナが営業しています。
東三河地方では豊橋市神野新田町にある「サウナピア」さんが人気を集め、愛知県内はもちろん県外からも来訪者が続出するほどの注目を浴びています。当院から約10km車で20分ほどです。
築40年の建物はオシャレ感こそありませんが、どこか懐かしい趣きを抱かせる作りです。サウナ室の温度は100度オーバー!「昭和ストロング系」と呼ばれる昔ながらのカラカラ激アツサウナです。そこで10分ほどかけてじっくりと汗をかいたら、16度のキンキンに冷えた水風呂へ突撃です!『そんなの心臓に悪いんじゃない?』という声が聞こえてきそうですね。はじめは私もそう思いました(汗)ただ、恐怖心を拭いゆっくりと水風呂へ入ってみるとやっぱり冷たい!けど段々と気持ち良くなっていく…。1分ほど入ったあとは、庭に出てベンチで横になって休憩です。横になった瞬間に快感が全身に広がって、ただただ心が平穏になり世の中のすべてに感謝し慈しみの優しい心が芽生えてきます。言わばトランス状態、最近ではこの状態を【ととのった】と表現するようです。(少し怪しくも感じますが汗)
人間は1日平均2万回以上の決断をしているという説があります。仕事、買い物、食事、掃除、洗濯、家族、友人などなど…その場面場面で様々な情報をもとに取捨選択をし、その決断が正しいものだったのか振り返る。そんなことを数えきれないほど繰り返しているそうです。それを考えただけでも頭がパンクしそうです。
サウナの「熱い」「冷たい」「気持ちいい」といった【今】の感覚にフォーカスすることで、情報に溢れた頭をリセットできているのかも知れません。
というわけで今日も私は気持ちいい汗をかきにサウナへ行ってきますε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
※サウナによる温冷交代浴は心臓に負担があるという側面も否定できません。高血圧や生活習慣病をお持ちの方は医師にご相談の上でのご利用をお勧めします