豊橋市の精神科の可知記念病院です。
本日のブログは猫玉旅団広報が担当いたします。

音楽活動(猫玉旅団)の紹介⑫

猫玉旅団で使われるサックスは,1840年代にアドルフ・サックスさんが発明しました.世の中にある数多の楽器のなかで,発明者が明確な楽器は実は例外です.諸般の事情により,金属で作られていますが金管楽器ではなく木管楽器です.小さい(音が高い)ものから順に,ソプラニーノ,ソプラノ,アルト,テナー,バリトン,バスなどの種類があります.実際に使われるのはソプラノからバリトンまでで,特にアルトとテナーが頻用されます.
サックスはケーン(葦)を削って作ったリードを口で振動させて音を出します.最近は人工樹脂製リードも発達してメンテナンスが大変楽になりました.
サックスの音色は「ビョエー」という感じです.好みにより「ヒョエー」「ブァオー」「ギョエー」「バギバギ」「ゴリゴリ」「ベケベケ」「ヘケヘケ」という音色も出せて多彩です.
クラリネットはサックスと発音原理が同じですが,「ブオー」ないし「プオー」という地味な音色なので両者は明らかに区別できます.若い頃はサックスの派手な音色を好んだ人も,加齢に従いクラリネットの枯れた音色を好むようになるそうです.