豊橋市の精神科の可知記念病院のブログです。
本日のブログは看護部が担当いたします。
2023年看護師国家試験について
看護師免許をもらうには国家試験に合格しなければならないのですが、2023年2月に行われた試験はちょうど出題範囲が変更された年で、過去の問題の対策勉強だけではカバーしきれず点数を落とした看護師の卵さんがたくさん居たと聞きます。
今回は精神科の出題範囲で押さえておく問題を1問おさらいしてみましょう
<第112回国家試験/午前65問>
- 小児期から青年期に発症し、運動性チック、音性チック及び汚言の乱用を伴うのはどれか。
①ダウン症候群
②トゥレット障害
③注意欠如・多動性障害(ADHD)
④レノックス・ガストー症候群
上記の問題ですが、
超難問!しかも過去問にも出たことがないかなり難易度の高い問題です。
とりあえず『トゥレット』と『レノックス・ガストー』という単語がそもそも詳しく知られてないので自信もって答えられた人いるのでしょうかね?
解答方法
ダウン症は染色体異常なので小児期より前から症状がでるので①は×
ADHDは注意力などの障害で「汚言の乱用」というキーワードに当てはまらないので③も×
ここまでで50%の確率で正解できるまで絞り込みました。
大多数の受験者はここで運試しで②か④を選んで終了です。
ただ教科書の片隅まで目を通し「汚言の乱用」→「汚い?」→「便所トイレ」→「トゥレット障害」とこじつけて暗記してる人が正解の②へたどり着けるかもしれません。