豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回は看護部が担当します。
笑顔100%
笑顔は患者さんが安心感や信頼感を得られる表情。
毎日、アタシが大切にしていることは笑顔で接することです。もちろん単にニヤニヤしている訳ではなく、患者さんやその家族の方々の不安が少しでも軽減してほしい、職場の雰囲気が明るくなってほしいことがアタシのモットー。笑顔を大事にすることを基本にしています。しかし、コロナ禍でのマスク着用もあって、アタシの笑顔がパワーダウンしていると思う。コロナ禍になって3年、この笑顔が100%届けきれてないのが本当に残念…
そんな時、「メラビアンの法則」という心理学の考え方を思い出した。1971年にカリフォルニア大学のアルバート・メラビアン博士が提唱した概念で、感情や態度が他人にどのような影響を及ぼすのか研究・実験を行った。この実験により、人が他者とコミュニケーションをする際、相手から受け取る全ての情報を100%とすると、相手の発せられた言語情報を受け取るのはたったの7%で、残りの93%は非言語情報なのです。そしてこの93%の非言語情報は、聴覚情報が38%、視覚情報が55%となっており、人は音声や口調といった聴覚情報や表情、視線、仕草、容姿などの視覚情報に大部分を頼っていることになる。これは、言葉でどんなに「楽しいね」と言っていても、無表情であれば楽しくないような印象を与えてしまう。逆に言えば、何も言わなくても満面な笑顔であれば良い印象を与えることになる。マスクを着けて話をするということは、視覚を通して得ている情報のある程度の部分をマスクで隠してしまっている。つまり、アタシの笑顔が十分に相手に受け取ってくれてないってことになる。
でも、今後コロナが感染症法上5類に下がってもまだまだどの医療機関も感染対策上においてマスク着用は続くと思う。→(3月13日以降も可知記念病院は感染対策を徹底するためマスク着用での業務を行います。)
医療機関での感染対策は非常に重要なことなのでマスクは離せない。いつかアタシの笑顔を100%お見せできる日まで、広角筋を鍛えておきます。
でも、春は花粉症が酷いのでマスクはまだ必需品です…