豊橋市の精神科の可知記念病院です。
本日のブログは検査部が担当いたします。

ホルター心電図検査

今回はホルター心電図検査について解説いたします。
ホルター心電図は小型軽量の装置を身につけ、日常生活中の24時間の心電図を記録し、これを解析する検査です。
通常2つの誘導の心電図を連続記録し、不整脈や虚血性心疾患の診断に役立てます。
症状が出現した際はボタンを押し、その時間と内容を記載することで、異常所見と症状との関連を調べます。 

適応疾患(対象)
・ 一過性不整脈の診断、その種類と重症度判定
・ 不整脈と自覚症状との関連
・ 抗不整脈薬の薬効評価
・ 心筋虚血の有無とその重症度、症状との関連
・ ペースメーカー異常の解析 等

方法
胸の3箇所に電極と記録器を装着します。装着前に安静時の心電図を記録します。
所要時間は約15分です。

注意点
・  当院の記録器は簡易防水対応です(シャワー程度可能)
・  ネックレス等のアクセサリーは外していただきます
・  首の付け根周辺に電極をつけるため、襟があまり開いていない服装がおすすめです
・  装着中の生活は普段と同様にしてもらい、お渡しする行動記録メモに1日の行動や自覚症状をご記入いただきます
・  ノイズの原因となる電気毛布・ホットカーペット、低周波のマッサージ器は使用できません。またCT、MRIなどの検査は受けないようにしてください。
・  翌日の取り外しに必ずご来院いただき、後日結果説明となります。
今回のブログは以上となります。
次回もよろしくお願いします。