豊橋市の精神科の可知記念病院です。
本日のブログは猫玉旅団広報その2(ドラム担当)が担当します。

音楽療法について

いつもはゆるっと団員の紹介を行っていますが、今回は少し趣向を変えて我々猫玉旅団の生業(?)とする「音楽」に焦点を当てて、病院ブログらしく「音楽療法」について書いてみようと思います。

Wikipediaによると「音楽療法」とは音楽を聴いたり、楽器などを演奏して音を奏でる際の生理的・心理的・社会的な効果を応用し、心身の健康の回復、向上を図ることを目的とする健康法、代替医療あるいは補完医療である、とされています。
小難しいことが書いてありますが、皆さんも好きな音楽を聴いてテンションを上げたり、寝る時にヒーリングミュージックを流してみたり、J-POPで失恋の辛さを癒してみたり…楽器を演奏したことがある人であれば、練習して好きな曲が弾けるようになった達成感、仲間と一緒に音を合わせる一体感、楽器ができなくてもカラオケで大声で歌うことでストレスの発散をしたり、と誰でも人生の中で一度は経験があることではないでしょうか。

このように「音楽」が人に与える力を活用して、健康の維持や心身の障害の機能回復、生活の質の向上、問題行動の改善などを目的とし、リハビリテーションを行うことで精神的な安定、自発性・活動性の促進、感情の表出、脳の活性化、リラクゼーションなどの効果が期待されています。

ちなみに当院では大々的に音楽療法を扱っているわけではありませんが、精神科デイケアのプログラムの1つとして「カラオケ」や「大正琴」を行っており、普段は物静かな人が、青春時代によく聴いていた歌を楽しそうに歌われる姿や、大正琴どころか楽器は全くやったことがないという人でも練習を重ねて、いろんな曲を演奏できるようになり、他のメンバーと一緒に演奏したり、新しく入ってきた人に今度は自分が教えてあげるのが、楽しみという方もいらっしゃいます。

また入院中の患者さんを対象とした作業療法では「カラオケ」はもちろんですが、開放病棟の患者さんを対象とした「音楽クラブ」を週に1回行っています。

基本的には参加した患者さんに歌いたい曲を挙げてもらい、多数決で決めた曲を職員(猫玉旅団員)が演奏して、皆で歌うといったことを中心に、特別企画として実際に患者さんに楽器に触れてもらおうという企画で、ドラムをそれぞれ分担して叩いてもらうという活動を行ったこともあり「難しいけど楽しかった」と好評を頂きました。

基本的に、猫玉旅団の活動自体は上記の病院プログラムとは関係なく、団員それぞれが楽しんで演奏することを目的としている部分はありますが、病院の夏祭りや文化祭の時などに患者さんの前で演奏をすることもあります。自分たちの演奏を見たり聞いたりすることで、少しでも患者さんの笑顔が増やせるような活動だったり「音楽」に関わるプログラムをもっと増やしていければ良いなぁ、と妄想しながら今日も団員一同がんばっています。