本日のブログは歯科が担当いたします。

部分入れ歯のお話

今回は部分入れ歯のお話です。
はじめて入れ歯を作ったけれど、上手く入れられない、違和感になかなか慣れない、まだ入れ歯が無くても残っている歯で食べられる、など入れ歯を使わなくなってしまう方がみえます。
入れ歯は慣れるまで多少の努力も必要ですが、いろいろ良いことがあるのでご紹介します。

噛めるようになる

自分の歯に比べれば、部分入れ歯の噛める力は1/3程度と言われています。それでも噛めるお口を回復させることは、からだの健康や食を楽しんで生活するためにとても重要です。

しゃべりやすくなる

歯を失うと、空気が漏れて発音しづらくなります。入れ歯を使うと最初は発音しづらく感じますが、使い慣れることによって明瞭さを回復することができます。

見た目がよくなる

入れ歯は失った歯の代わりになるだけではなく、歯の周りのあごの部分も補ってくれます。歯を失ったためにお口の周りにできるシワを減らす効果も期待できます。

噛み合わせが悪くなるのを防ぐ

歯を失うと、周囲の歯はその空いたスペースに向かって自然と動きます。そのため隣の歯が倒れたり、本来なら噛み合うはずの歯が出っ張ってきてぶつかり、上下の歯が噛み合わなくなってしまうことがあります。入れ歯によってこうした事態を予防できます。

残っている歯を守る

歯の本数が減ると、噛む力が残った歯に集中してかかり、その歯に加わる負担が大きくなります。ことに奥歯を失うと、前歯に力が集中し下から突き上げられるため出っ歯になってしまいます。入れ歯を使うと、残っている大切な歯にかかる負担を軽減できます。

お口の健康、そしてからだの健康のために、せっかく作った入れ歯をぜひ使っていきましょう!!(参考文献:nico 2018.04)

~当院は、入院患者さんや通院患者さんはもちろんのこと、歯科のみの受診も可能です~