春の訪れ
今回のブログは医局が担当します。
例年になく寒かった(と感じた)今年の冬もようやく明け、春の訪れとなりました。陽射しも暖かくなり桜も満開を迎えるこの時期ですが、すっかり国民病の様相を呈している花粉症(アレルギー性鼻炎)は個人的にも悩みの種です。
今ではいろいろな治療法がありますが、やはり精神科・心療内科として注目したいのは、こうした身体の病気とこころの状態との関連。
何もできない、つらい時には、お薬を飲んで休むことが一番大事ですが、少しよくなって気持ちが楽になった時、だいぶよくなって(寛解などと言います)メンテナンス期に入った時などは、「少しがんばる」ことも有効になってきます。食事・運動・睡眠のリズムを作って、お仕事や人間関係などストレスの元を整理して、ゆったりした生活を送ること。でもこれが意外に難しいのです。自分が頑張っても、周りを変えるのは簡単ではないというのは、誰もが多かれ少なかれ実感するところでしょう。
そこで、普段見過ごしがちな身体のメンテナンスをすることもお勧めなのです。上に挙げた花粉症もそう、放置せずに少し早めの対策をしてみましょう。他に、胃が痛ければこの機会に内科を受診してみようとか、歯科に定期検診や歯石除去に行ってみるなど、やれる事を一つずつ着実に、というのも良いかもしれません。