LDLコレステロールについて

本日のブログは検査部が担当します。
今回から数回に渡り、前回のブログでご紹介しました「生化学検査」の項目から、皆さんが目にする機会の多いものについて説明いたします。

初回は、気にされる方の多い脂質の中から”悪玉コレステロール”とも呼ばれるLDLコレステロールについてです。

コレステロールは血液中に流れるために、リポタンパク質という粒子に変化します。

このリポタンパク質の一つがLDLで、肝臓で作られたコレステロールを全身へ運びます。

数値が通常の範囲であれば問題ないのですが、血液中のLDLコレステロールが増えすぎると血管壁にたまってしまいます。

蓄積していくと血管が細くなり血栓ができて心筋梗塞や狭心症・脳梗塞などの動脈硬化性疾患を誘発させます。

健康診断や医師からの診断でLDLが高いと指摘されたら、高コレステロール食品や動物性脂肪の摂り過ぎに注意し、青魚など良質な脂質を含む食事を心がけましょう。

以上です。次回以降もよく目にする項目について解説していきたいと思います。