豊橋市の精神科の可知記念病院です。
今回のブログは庶務課が担当します。

とよはし市民救命の駅

AED設置施設「とよはし市民救命の駅」をご存じでしょうか。豊橋市では速やかな応急手当てを行える環境づくりとして「とよはし市民救命の駅」の制度を設け市内の様々な事業所等に登録してもらい拡充を進めているそうです。
「とよはし市民救命の駅」の条件は
○ 施設にAED(自動体外式除細動器)・応急手当セットが設置されていること。
○ 救命講習修了者が常駐していること
です。万が一に備えご自身の自宅や職場の近くの「とよはし市民救命の駅」を知っておくとよいと思います。

とよはし市民救命の駅チラシ(令和3年度版) (表面)R3.pdf( 2694KB ) (裏面)R3.pdf( 342KB ) 

AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。使用にあたっては特に資格は必要なく一般市民でも使用できます。
私も、当院で行われた研修に参加し使用したことがありますが、操作方法を音声でガイドしてくれ、また、電気ショックが必要な場合にのみ電気が流れる仕組みとなっているため安心です。緊急事態時に対処することは非常に難しいと思いますが、一分一秒でも早く電気ショックを行うことが重要で、電気ショックの成功率は1分ごとに約7~10%低下するようです。救急車が到着する前にAEDを使用して電気ショックをできるだけ早く行うことが重要になります。市民向けの講習会等も行われています一度参加してみてはいかがでしょうか。